企業の根本のマインドが閉塞の危機に瀕しています。それがコロナ過によってさらに加速化しています。
閉塞の危機を打破するために、企業の根本マインドを革新する「ディープマインド・イノベーション」を、
株式会社ビモクリ(東京都港区:社長平野淳)と、株式会社子どもの笑顔(福井県鯖江市:社長岩堀美雪)が2021年2月共同提言します。
企業マインドの閉塞感の高まり
企業マインドの閉塞感が高まっています。
企業では入社3年から5年くらいの若手社員の退職が止まりません。その比率は入社時の20~30%と言われます。優秀な人材ほどやめる。このままでは将来の担い手がいなくなり、組織崩壊につながりかねません。離職防止が企業の大きな課題となってきています。企業の方からこのような問題の相談が増加しています。
ただ3~5年の社員の離職の増加は現象にすぎません。
企業の人事の担当者の方を深くヒアリングをしていくと、本質が見えてきます。
社内のコミュニケーションが停滞し、企業全体のマインドが閉塞していると感じている方が多いのです。これは企業全体課題なので、個別業務スキルの向上という業務課題ではないのでどうしていいかわからない。業務スキルの向上という課題なら、それに対応した研修を導入すればいい。しかしこのような企業全体の問題の場合はどうしていいかわかわないと皆さんおっしゃるのです。
だから問題は漠然と認識しているが、手が付けられずに放置されている。
さらにコロナ渦のよる在宅ワーク等で周りとのコミュニケーションが希薄化し、その状態がさらに加速化している。これらは今後ボディブローのように効いてくると思います。
根本マインドの低下
では企業の閉塞感の根本原因はなにか。それは根本マインドの低下です
根本マインドとは、
- 自己肯定感:ありのままの自分を認め、自信が持てること
- 自社肯定感:自社に誇りが持てること
- 相互理解・信頼感:周りとの相互理解と信頼関係があること
の3つです。これを「ディープマインド」と名付けました。
この3つが低下すれば、どんなスキルやシステムを導入しても機能しません。スキルやシステムも使う人のマインドで決まるからです。それもディープマインドで決まります。
この3つのディープマインドは、企業の最もベーシックなもので、企業のOSと言ってもいいでしょう。このベースがしっかりしていないとどんなプログラムも機能しないのです。
デイープマインド・イノベーション
この閉塞感を打破する考え方が「マインド・イノベーション」なのです。
企業のディープマインドは非常に見えにくい潜在的なものです。従って気づいている企業はほとんどありません。だから見えているスキルやシステムのように対象を明確にしてアプローチされることがほとんどなかったのです。この見えない潜在化した対象にアプローチするのが、「ディープマインド・イノベーション」なのです。
エンゲージメントも「ディープマインド・イノベーション」のゴールでもあります。なぜならエンゲージメントとは自社肯定感・自社肯定感・相互信頼によって高まるからです。
ディープマインド・イノベーションはエンゲージメント達成の方法と言ってもいいと思います。ただエンゲージメントというゴールは明確であり、指標化もされていますが、それをどうやって実現するかはまだ確立されたものはないと言っていいと思います。
「ディープマインド・イノベーション」の核となる考え方は
- 発見:自社や自分自身の気づいていなかった価値(潜在価値)を発見する
- 共有:気づいていなかった価値を共有する
- 共創:社員全員で共同で創り上げる
の3つです。
株式会社ビモクリと株式会社子どもの笑顔はそれぞれ企業の根本マインドを高める「ディープマインド・イノベーション」プログラムを開発し、体系的かつ実践的にアプローチし、大きな成果を上げてきました。
株式会社ビモクリは、多くの企業のコーポレートブランディングの支援活動を実践するなかで、自社の埋もれた価値(潜在価値)というディープマインドを高めるものを発見し、社内で共有し、社外へ発信することによって、自社肯定感と自己肯定感や社会的な存在価値を高める「潜在価値ブランディング」という理論と方法を確立し、提供してきました。
株式会社子どもの笑顔は、アメリカの心理学者スーザン・ハーター氏が提唱する自己肯定感強化理論(セルフエステーム)を取り入れた、自己肯定感を高める「宝物ファイルプログラム」を独自開発しました。自分自身が宝物であることに気づき、自己肯定感を高め、それをシェアしあい、周囲の人たちの宝物に気づくことによって、相互理解と信頼関係を高める方法です。
しかし企業マインドの閉塞感がさらに高まる状況を踏まえ、ほとんどの企業が気づいていない企業の根本マインドの革新することの重要性を伝えるために、「ディープマインド・イノベーション」を共同提言することに致しました。
その宣言として、2022年3月9日(水)、11日(金)に、「ディープマインド・イノベーション」特別提言セミナーを開催します。
主催会社
株式会社ビモクリ

代表の平野淳は、ヤクルト本社で長くマーケティングや広告に携わり、最後は広告部長を務めました。そこで気づいたのが企業の中で活かされず埋もれている価値が溢れていることです。
自分たちにとっては当たり前過ぎて、無意識化し埋もれてしまっていたのです。そのような埋もれた価値(潜在価値)を発見し、広告やマーケティングに活用した結果、大きな成果を上げることができました。
この方法を世に広めたいという思いで、2013年57歳で株式会社ビモクリを創業しました。多くの企業の支援を「埋もれた価値の発見」という視点で行い、成果を上げることができました。
さらにこの潜在価値の共有が企業のマインドを大きく高めることに気づきました。
顧客は、双日、中国銀行、山口銀行、ポーラ、カゴメ、ゼブラ、堀場製作所などの大企業から個人や中小企業まで多種多様です。
その成果を2018年に「潜在価値マーケティング」として幻冬社より出版しています。
「埋もれた価値を発見し、共有し、人や企業の可能性を開花させる」ことを使命として活動しています。
株式会社子どもの笑顔

岩堀美雪が代表を務める、自己肯定感を向上させる「宝物ファイルプログラム」という講座を提供する会社です。31年間小学校の教員をしていた岩堀は、2000年に子ども版を2015年には大人版の「宝物ファイルプログラム」を開発いたしました。
「宝物ファイルプログラム」とは…
アメリカの心理学者スーザン・ハーター氏が提唱する自己肯定感強化理論を取り入れた、自己肯定感を育てるためのプログラムです。自己肯定感が高まると「前向き・ストレスを感じにくい・逆境に強い・やり抜く力がある・失敗に強い・相手を認められる」など、大人が働く上で大事な能力が高まります。
2017年にはNHKクローズアップ現代+で取り上げられたり、2020年からは、福井県鯖江市と国連のSDGs共同事業に講師として協力したりしています。
企業向け研修は効果が持続しないことも多いのが課題ですが、「宝物ファイルプログラム」は受講後に長く効果が継続し、会社・社員が目に見えて変わることが強みで、リピート率はほぼ100%です。
企業内コミュニケーションの活性化、従業員のメンタルヘルス、顧客満足度の向上など、会社にとって多くのプラスがあると大変ご好評いただいております。
このプログラムは今注目されつつあり、教育立国推進協議会(座長:衆議院議員下村博文氏)の発起人にも選ばれています。