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誌上マーケティング講座

週刊「企業と広告」

  • 2017年05月12日

空飛ぶペンギンのマーケティング講座 最終回

空飛ぶペンギンのマーケティング講座 最終回

突然ですが、皆様。

空飛ぶペンギンのマーケティング講座を今回で終了させていただきます。

約3年、月1回ペースで連載してきましたが、ここで区切りをつけたいと思います。

その理由は、私やビモクリの大きな進化です。

ビモクリは、創業以来約4年、大企業を対象とする、マーケティングコンサルティング会社としてやってきました。

おかげ様で、非常に顧客に恵まれ、よい仕事ができたと思います。

しかし、ビモクリは本来的には、決してマーケティングコンサルティング会社というわけではありません。

「ビモクリ」とは、ビジネスモデルクリエイターズの略称です。

つまり、その名の通り、世の中の役に立つ新しいビジネスモデルを創る、ということを使命としているのです。

ですから、マーケティングコンサルティングだけではないのです。

もちろん、マーケティングコンサルティングの領域においても、新しいマーケティング理論(実際はビジネス戦略理論ですが)「潜在価値開発®」理論を創造し、今までにないマーケティングコンサルティングを提供しています。

そういう意味では、ビジネスモデルクリエイターです。

この領域においても、昨年から準備してきたものが開花し、コンサルティングという枠を超えて、マーケティング戦略立案から戦略実行までを一貫してサポートするマーケティングプラットフォームが完成しました。それを「潜在価値マーケティングプラットフォーム」と命名し、提供し始めています。

最も大きな変化はこれから申し上げることです。

今、コンサルティングではない、全く新しいビジネスモデルの構想がいくつかあり、その中の一つは、すでに実行段階に入っています。ほかのビジネスモデルも今後順番に実行していくことになります。

つまり、ビモクリはコンサルティング会社から、事業会社へと変化したわけです。

コンサルティングというのも、一つの事業であることには変わりはないのですが、やはりアドバイザーであることには変わりありません。自分で最終顧客に価値を提供するわけではありません。

それに対して、事業会社は最終顧客に価値を提供し、顧客の問題を解決していくものです。

 

どちらの方が価値が高いという優劣はありません。

しかし、会社名に込められた想いは、事業会社を意識したものです。

決してマーケティングコンサルティングをやめるわけではありません。

併せて、事業会社もやっていくということです。

そして、事業会社の構想も、「潜在価値開発🄬」理論が完成したころから、よりアイデアが溢れてくるようになったのです。

理論が完成しているので、その理論に沿って考えていけば、新しいビジネスモデルを創ることは容易なのです。

かくして、新しい有望なビジネスモデルが数個できてしまいました。

マーケティング理論の完成から、新しいビジネスモデル創造へ。

きっと自然な流れだったと思います。実は初めからそういう想定だったとも言えます。

まずは、コンサルティングから始めて、そこでビジネスの理論を完成させる。

そうすれば、新しいビジネスモデルを創造し、事業化できるようになる。そういう構想でした。

そんな大きな変化の中で、このマーケティング講座に一区切りをつけようと思います。

最終回とは書きましたが、休止と考えていただいてもいいと思います。またこの連載を再開することもあるかもしれません。

そして、今後どこかで読者の皆様とお会いすることもあるかもしれません。

それまで、サヨウナラ。ご愛読ありがとうございました。