週刊 企業と広告 誌上マーケティング講座

罠から脱出する方法

2015.08.31
「空飛ぶペンギン」のマーケティング講座
第19回

いままで「どんな企業も陥りがちな罠」についてずっとお話してきました。
 
「自分のことほどわからない」
「顧客も自分のことがわからない」
「前提を跳ばす」
「市場の見方がズれる」
「市場を概観してしまう」
「うまくいくかを確かめない」 等
 
  さて、読者の皆様、どれだけ覚えていらっしゃるでしょうか。今後は「どんな企業も陥りがちな罠から脱出する方法」についてお話していきます。
 
「無意識の意識化」
 
  「どんな企業も陥りがちな罠」から脱出するための最も重要なキーワードは、「無意識の意識化」です。「どんな企業も陥りがちな罠」が怖いのは無意識に陥ってしまうからなのです。だからこそ、中々気づきにくく抜け出せないのです。
 
  そこで必要なのが「無意識を意識化」することです。
 
  何を意識化するかといえば、「差別的優位性」を意識化すること。「差別的優位性」はいつのまにか埋もれてしまいがちなのです。
  先日もある化粧品メーカーのコンサルティングをしていた時のこと。守秘義務があるので具体的には申し上げられないのですが、その企業しか持っていない差別的優位性のある顧客の獲得・育成能力がありました。私の目からみるとそれは他社が絶対に真似できない差別的優位性でした。しかしその企業の方にとっては普通にやっている当たり前のことなので、それが差別的優位性とは思っていませんでした。
  このように差別的優位性とは埋もれてしまいがちなのです。それを意識化して抽出し、戦略に活用できれば、まったく違う結果になることは想像できますよね。
 
「脱出の7ステップ」
 
  私が罠からの脱出方法として使っているやり方が、「脱出の7ステップ」です。いままで、B2C・B2Bを問わず多種多様な業界の企業のコンサルティングを手掛けてきましたが、まったく同じ方法でやっています。なぜそういうことができるかというとこの方法がビジネスの本質(言い方を変えれば人間の本質)を捉えているからだと思っています。前職のヤクルト本社時代に開発し、コンサルタントとして独立後、多種多様な業種・業態の企業に当てはめてきましたが、いずれも革新的なマーケティング戦略を生み出してきました。それが「脱出の7ステップ」です。
 

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これは骨組みだけですので、次回からこの中身についてお話していきますので、お楽しみに。