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誌上マーケティング講座

週刊「企業と広告」

  • 「空飛ぶペンギン」のマーケティング講座 第3回
  • 2014年01月06日

ビジネスの重要な基礎技術とは?

 読者の皆様、あけましておめでとうございます。
今年も「空飛ぶペンギンのマーケティング講座」をよろしくお願いします。

 さて、本題。
前回の講座で、企業も顧客も自分のことがよくわからない中で、どのように独自性、差別的優位性を発見し、表現化していくか、ということがマーケティング成功の分岐点であると述べましたが、これを解消する手段は何でしょうか。


【それは、リサーチに尽きます。】


 なんだ、リサーチ。当たり前じゃないか、と思う方もいるでしょう。そんなのやってるよ、と言う方もいるでしょう。ある意味わかっていらっしゃる。
 しかし、「わかる」と「できる」は大きくちがうのです。わかっていなければ、リサーチなどやりませんから、自分の思い込みと錯覚だけで、ものごとを進めていくので失敗しやすいですし、仮にわかっていても、リサーチを本当に活用し、顧客の意識のなかから、自社の独自性、差別的優位性を抽出できる能力をお持ちの方は、ほんの一握りです。

 ビモクリを立ち上げ、今までお手伝いしたクライアントでできている会社は一社もなかったですし、ヤクルト本社時代からいろいろな企業の方にお会いしていますが、本当にリサーチを使いこなしている方はほとんどいなかったですね。商品開発寄りの方でリサーチを使いこなしている方はいても、広告やコミュニケーション寄りの方で、リサーチを使いこなしている方はほとんどいませんでした。


【リサーチは、ビジネスの最も重要な基礎技術】

 
 私は、リサーチは、ビジネスの中で、もっとも重要な基礎技術だと考えています。
ビジネスをする上で、最も重要なのは、情報ですね。しかし、マスコミやネット上に流れる情報は、 所詮二次情報で、まったく役に立たないとはいいませんが、本当はあまり役に立ちません。
やはり、自分で直接一次情報を取る必要があります。それが、リサーチです。
取引先の情報、これも重要ではありますが、やはりもっと重要なのは実際の使用者の情報です。
この使用者の一次情報を取る技術が、リサーチです。これなしに、ビジネスを進めていくことはできないはずです。

 本当にこのことをご理解いただいていますか?
その技術を磨くための実践をしていますか?
残念ながら、私が見ている限り、そのことを深くご理解し、実践されている方は、極めて少数です。


【リサーチは1対1のコミュニケーション】


 リサーチの本来の姿は、訪問面接で1対1の直接コミュニケーションです。
調査対象者と一問一問やり取りをしながら、聞いていくのです。

 グループインタビュー調査やディプスインタビュー調査も同様ですね。これ以外の方法は簡略法で、精度が急激におちるものです。
アンケートと称し、調査対象者にアンケート用紙を渡し、勝手に書いてもらう、などリサーチではありません。ご自身を振り返っていただいても、そのようなアンケートにちゃんとお答えになっていないのはお分かりになると思います。

【成功のカギはリサーチにあり】


 ネットで大成功されている方やコピーライターとして成功させている方の話を聞くと、徹底的にリサーチをしています。
やはり、どの分野の方でも成功されている方の方法は共通だなと実感しています。

秋元康さんが、著書のなかで、俺はマーケティングリサーチはしないし、信用しない、などいう発言をされていますが、彼は自分自身が24時間365日リサーチをしています。
ここで言うマーケティングリサーチは、本物でない、いい加減なリサーチのことを指しているのです。

 では、本物のリサーチをどうやるか、を次回(2月3日)でお話します。